いちばん好きな『陽』の時間帯
日に日に
陽が短くなり
こないだまで然程
寒くなかったのに
昨日は一気に冷え込んだ。
上に羽織る服をぼちぼち
冬服にしなければ。
店の前の『いちょう』の街路樹も
だいぶ、ここ最近の強風で
吹き飛ばされた。
『晩秋』から『冬の入り口』へと向かう
この季節、何か好きだ。
通り過ぎる車の音が
大きくなったことで
自動ドアが開いたのが解り
『いらっしゃいませ!』
そそくさと作業場から店頭に急ぐと
誰もいない。
自動ドアが閉まり、よく見ると
いちょうの『枯れ葉』が
風で舞っていた。
動く『枯れ葉』にセンサーが反応して
『あ、風で開いたのか。』
ふと外の街路樹を見ると
昼下がりの陽で
『いちょう』が輝いていた。
夕暮れ前の
この時間帯が
この光が
なぜか、愛おしくて好きだ。
3:30pmを過ぎると
皆、学校から帰ってくる。
陽の沈む西の方に向かって
光り輝く『いちょう通り』を
皆、どんな気持ちで自転車で
走り抜けるんだろう。
走り抜ける時に
『いちょうの葉っぱ』に触ろうと
手を挙げて走る女の子を見た。
まるで、『アニメ』のワンシーンを
見ているようだった。
たぶん、小さい女の子?の
お母さんだろうか。
お迎えに走る後姿が
何処かしら、優しい。
この頃になると
聴きたくなる曲がある。
風邪を引くのは嫌だけど
外に出た途端、
『寒っ!』と
身震いする
そんな冬が好きなのだ。
寒いからこそ、心も温かくなりたい。
冬はもう、そこまで来ている。
それではまた次回も
乞う、ご期待!
by ps_palette | 2019-11-29 17:22 | 秋の終わりに | Comments(0)